9月定例会開会

静岡県議会9月定例会が開会しました。会期は10/12(月)までの26日間。衆議院の解散総選挙がうわさされる中、予定されていた10/13から1日前倒しで閉会することとなりました。

今議会に提案された議案は、予算5件、条例8件、その他17件の30件です。このほか令和元年度一般会計、特別会計、企業会計決算や、県立大学と文芸大、県立病院機構の令和元年度事業評価が提出されました。

今年度は監査委員として7月後半から8月上旬まで決算監査を行いました。その意見書も報告されます。

静岡県ではコロナ前から財源不足が懸念されていましたので、事業の廃止・見直しをしっかり進めていく必要があります。コロナ禍もあることから、昨年に比べ危機感を強めた意見書となっています。

◆一般会計補正予算

一般会計補正予算は約28億円。新型コロナウイルス感染症対策として約54億円を計上していますが、事業の見直しなどにより約26億円減額しています。

オペラコンクールやTGC(東京ガールズコレクション)などイベントの延期、海外との交流の中止など約9億円のソフト事業費のほか、工事や委託事業の遅れ見直しなど約15億円などとなっています。減額内容の精査が必要です。

コロナ対策約54億円のうち、約42億円は感染拡大防止や生活者、事業者、学校(児童生徒)支援です。

大きなものとして、事業者支援として制度融資の拡充に備えた基金を創設し65億円確保することとしています。一方、春先の感染拡大防止協力金(休業協力金)が見込額を下回ったため約39億円減額しています。

また「新しい生活様式」を踏まえ、テレワークの活用や移住・転職相談の充実や、山梨県・長野県・新潟県と連携した「バイ・山の州(やまのくに)」による県産品の需要拡大などが盛り込まれています。

今年度のコロナ対策費の累計は約1188億円となります。

9/25から本会議での質問が行われます。論戦にご注目ください。

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