次世代モビリティへの転換に向けた中小企業支援

【田口】

自動車産業は大きな変革期にあり、電動化、自動運転、コネクティッド機能、さらに空飛ぶクルマなど幅広い分野で技術革新が進んでおり、EV化、デジタル化、カーボンニュートラルへの対応が当面の大きな課題。

県内の産業と雇用を守るために、中小企業の電動化やデジタルものづくり、カーボンニュートラル対応をどう進めるか?

【増田経済産業部長】

電動化支援は、次世代自動車センター浜松のコーディネータの増員による相談体制の充実や、最新EVの分解展示を行うベンチマークルームの拡張により多くの部品に触れる機会を提供する。

デジタル化対応は、浜松工業技術支援センターに「デジタルものづくりセンター」を新設し、金属3Dプリンタや設計シミュレーションソフトを導入するなど中小企業の開発現場を支援していく。

脱炭素化への対応は、助成制度を拡充し、省エネルギー機器と再生可能エネルギー導入の両面から取り組むとともに、企業脱炭素化支援センターと連携してアドバイザーによる相談対応やセミナー開催、企業のCO2削減計画の策定支援に取り組む。