監査制度改革
地方監査会計技能士(LGAAT)の会議と研修会で関西学院大学に行きました。
地方監査会計技能士は、現在405人が登録されており、うち都道府県議会議員は6人だそうです。また行政職員など含め、静岡県内にも6人いることが報告されました。
私がこの認定を受けようと思った理由は、“公会計のややこしさ”にあります。
私達議員には県民に対する説明責任がありますが、こと財政に関してはこれがなかなか難しい…。
何事も勉強と思っていたところ、関学大学院の石原俊彦教授の話を聞いて、腹にストンと落ちるところがあったからです。
石原先生に勧められるまま仲間入りしましたが、今後は県内にも仲間を増やしていきたいと思っています。
講演会では、韓国地方行政研究院の 安 英勳 博士から、「グローバル監査基準 対 韓国の公共監査」と題し、グローバルスタンダードと日本、韓国の監査制度の違いなどについて、お話しいただきました。
英米仏のケースを聴きましたが、世界標準では監査は専門職が行っているとのこと。
日韓両国はいまだに“内部牽制”中心で行政経営の効率性を高めることができておらず、“監査専門職”の導入を進めるべきと指摘されました。
財政状況が悪い中、欧米諸国に比べて、このあたりの改善を進める必要があります。
そこでカギを握るのが「LGAAT(Local Government Audit and Accounting Technician)」です。
講演後、他の自治体議員や職員、監査法人職員などと意見交換しました。
今後、県内においても「監査委員事務局の共同設置」の検討が始まる予定です。監査制度改革を進めていきます。