○現場目線で防災、減災対策を進めます
東北関東大震災で被災されたみなさまに心からお見舞い申し上げます。一日も早い復興をお祈りするとともに、みなさんとともに支援していきたいと思います。
さて、今回の震災は想像を絶する津波被害をもたらしました。私たち静岡県も防災・減災計画を大幅に見直さなければいけません。
(1)実効性の高い「“ふじのくに”危機管理計画(仮称)」をつくります
静岡県は今後、「“ふじのくに”危機管理計画(仮称)」を策定します。震災は “待ったナシ”。早急に議論しなければいけません。
西区の現場実態を踏まえ、防潮堤や避難場所などのインフラ整備や、物資支援や物流体制など、実効性の高い被災者支援計画づくりを進めます。
なお、このときも “60cmの目線” を忘れません。
(2)原子力政策について
原発の安全性確保の重要性は、多くの国民の共通認識になりました。
しかし現状のエネルギー需要と原発依存度を考えれば、今すぐに原子力発電を中止するのは困難です。
現実的対応として、浜岡原発についても、今回の被災状況を踏まえた安全施策をチェックしていくことが肝要です。
中長期的には、風力や太陽光、バイオマスのようなクリーンエネルギーへの転換が求められますので、国策として新エネルギーの技術開発を進めるべきと考えます。