2度目のポートランド(アメリカ視察2)

ポートランドは人口約64万人、圏域人口260万人ほどの地方都市で、アメリカ国内で「住みたい街NO1」と言われています。ナイキの本社があるほか、イノベーターが集まる街、また自転車での移動にやさしい街でもあります。

私は2回目の訪問になります。前回は会派の同僚議員3人でいきました。住民参加のまちづくりが非常に印象的で、他の議員とともに再訪しました。

最初の訪問先は「ポートランド州立大学」。ここでは市民と行政と大学の連携でまちづくりに取り組んでいます。校訓(?)は「Let Knowledge Serve The City(知識を持って街に仕える)」。

前回もお話を伺った西芝教授からポートランドにおける住民協働の仕組みをうかがいました。財政が厳しい中、「あれも・これも」の行政から「あれか・これか」に切り替えていく必要があります。その際に不可欠なのが住民参加の合意形成システムです。他の議員も理解を深めてくれたと思います。

このほか、ポートランドの特長を生かし、渋滞緩和や環境にやさしい食品関連のラスト1マイルを自作の「電動3輪自転車」で手掛けるユニークなベンチャー企業を訪問しました。スーパーや飲食店など顧客のほか、従業員も経営者の理念に共鳴して拡大しているとか。ビジネスモデルはシンプルなもので、今後他都市への進出も考えたいと意欲を示していました。

写真は「街中に描かれた絵」、「PSU西芝先生の講義」、「移動クラフトビール販売電動三輪車」、「プレス工場跡地をリノベーションして賑わいの場を創出」