人口移動の分析
本県の人口減少に歯止めがかかっていません。
平成26年は7,240人の転出超過になり、昨年に引き続き、北海道に続き全国ワースト2になりました。
昨年に続き人口移動のデータを年齢別、男女別に分析してみました。
★H26年静岡県 年齢別、男女別移動状況 (エクセルデータをダウンロードします)
H25年のデータは下記のブログからダウンロードできます。ご覧ください。
★人口流出の実態(2014.3.27のブログ)
H26とH25を単純比較してみました。
★H26-H25の比較データ(エクセルデータ)
人口流出には歯止めがかかっていますが、転入人口が増えていないことがわかります。
転出人口は1,245人の減と若干抑制されましたが、転入人口が1,593人減っており、その差▲348人 前年よりも減少となっています。
以前のデータと比較すると、転入人口が減っているのが、さらによくわかります。
「h22data.xlsx」を★H22年静岡県 年齢別、男女別移動状況(エクセルデータ)
★H26-H22の比較データ(エクセルデータ)
平成22年と平成26年では、転出人口はほとんど変わっていません(32人の転出増)。
一方、転入人口は3,314人の減少で、しかも20-30歳代の減少が顕著となっています。子育て世代の転入者が少ないので、子どもの転入も少なくなっています。産業再生と雇用の創出が急務というのがよくわかります。
あわせて、昨年の記事にも書きましたが、20歳代の女性の流出は変わっていません。第3次産業の従事者が増えるような仕掛けも必要と考えます。
今後の流入対策としては、学生へのU・Iターン就職サポートや「ふじのくにに住みかえるセンター」による移住・定住促進など、具体的な取り組みが検討されていますが、現場の声を聴きつつ実効性の高い事業を進める必要があります。
明日から代表・一般質問がスタート。論戦が始まります。教育長の辞任表明により、県の教育行政のあり方=総合教育会議の進め方も大きな議論になりそうです。
私は3月初旬の総務委員会に向けて、所管部門の議案調査を中心に、ホットなテーマの審査を進めていきます。