6月定例会閉会

6月定例会が閉会しました。

知事提出議案には大きな案件はありませんでしたが、議員発議の「静岡県議会議員の定数並びに選挙区及び各選挙区において選挙すべき議員の数に関する条例の一部を改正する条例(長いな~)」を報告します。

来年4月に行われる県議会議員選挙の議員定数を決めました。

現行の69人をそのまま継続することになりました。

民間企業や行政が効率化(=定員適正化)を進めている中で、静岡県議会は現状維持を選択したということです。県民のみなさまには申し訳ない思いです。

東京都や兵庫県で議員の品格を問われる事例が相次ぐ中、県民のみなさまの思いもさまざまだと思います。

ふじのくに県議団では、当初、4-5人の定数削減を主張しました。公職選挙法の改正で可能となった“合区”を取り入れ、「一票の格差を2.0以下にすべき」としたものです。

これに対し、最大会派は定数1減を主張。さらにその他の会派は現状維持を主張し、話し合いは平行線でした。

本案件は全会一致が原則。結局歩み寄ることはなく、現状どおりとなったものです。

ふじのくに県議団からは、「今後、議員定数の決定にあたっては第三者の意見を聞くべき」との意見を付しました。

政務活動費の使途など厳しい指摘を受ける中、悲しいことですが自浄能力の限界を感じます。

政治は常に庶民感覚(=税金を納める立場 ×使う立場)で行わなければいけません。

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