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読書は知識を高めます。

共感を得るものやそうでないもの、自分の考えに近いものもありますし、その逆もあります。

最近、読書量が減っていましたが、選挙が終わって読み始めました。

著者の松原さんは、元 スズキ労組 書記長。私の大先輩です。最近お会いしていませんでしたが、中国ビジネスでさまざまな経験をしていたことを知りました。

富士山静岡空港の就航路線拡大など、静岡県と中国との関係は良好ですが、国民性の違いを理解する必要がありそうです。

終戦前、朝鮮半島に住んでいた当時12歳の女性の、日本への帰国時の苦難が赤裸々に描かれています。

当時10歳だった私の母も同じような体験をしています。

母はあまり語りませんが、少しでも知りたいと思い読みました。

広島・長崎をはじめ国内の戦災や、戦地でのご苦労は語り継がれていますが、こういう人もいるんだ・・・ということを多くの人に知ってもらいたいですね。

週間ダイヤモンド誌で、「2014年のNO.1経済書」との評だったので買ってみました。

資本主義や民主主義の未来について、考えさせられる本でした。

結構、私の感覚に合っていました。

話題の経済書、トマ・ピケティの「21世紀の資本」。600ページものボリュームなので、選挙が終わったら、じっくり読みたいと思っていました。

R_g

タイトルの「r>g」はこの本の象徴的な考え方。

r=リターン(資本収益率=株や不動産などいわゆる“所有資産”からの所得)

g=グロース(経済成長率)

簡単に言えば、資本主義社会では「資産(ストック)を持っている方が得」ってことです。

最近、公会計でも、フロー(現金主義)から、ストック(資産経営)を評価するようになってきました。

ストックをどう評価し、どう政策反映するかが、今後の課題ではないでしょうか。

今日までに半分ほど読みました。書き込み(覚え書き)だらけになってしまいました。

結論や考え方を知るには解説書だけでもイイのかも知れませんが、なんとか読破し、自分なりに考えてみたいと思います。

買っただけでまだ読んでません・・・^^;

磯田さんは静岡文芸大教授で、徳川家康公薨去400年祭でもさまざまなアドバイスをされています。昨年6月、県議会でも講演をいただきました。

★歴史に学ぶ地震・津波被害と対策(H26.6.22)

この内容の裏づけかな・・・と思っています。

凧揚げまでに読破しようと思っていましたが、ちょっとムリかも・・・。