箱モノの難しさ

6-7日に行われた県議会の常任委員会では、「富士山世界遺産センター」の入札不調と建設費用の見直しが大きな話題になりました。

県は工事費の削減に取り組んでいますが、デザイン上の特徴となっている“逆さ富士”にはこだわっています。開館時期への影響も気になります。

Photo

また現在計画が進められている「富士山静岡空港ターミナルビル」の増改築工事についても特殊な工法に課題が示されています。

労務費や建築資材の値上がりは、社会情勢上ある程度やむを得ないと思いますが、特殊な工法等により引きあがってしまう分については、合理的な説明ができるかどうかが重要です。

最近、ファシリティマネジメントを導入し、既存施設の資産管理を始めましたが、新たな施設に関してのライフサイクルコストの把握や減価償却などの考え方は、どうもできていないようです。

12月定例会に向け、引き続き、ウォッチします。

前の記事

次世代産業への期待

次の記事

事業の廃止はできるか