令和2年度静岡県一般会計補正予算案

令和2年度一般会計補正予算案についてまとめておきます。(金額は四捨五入で億円単位)

一般会計2月補正予算の総額は214億円ですが、内容は国3次補正対応792億円、減額補正▲578億円となっています。

これにより令和2年度予算の累計は1兆4234億円となります。当初予算が1兆2792億円でしたので、補正の合計は1442億円の増となります。

なおコロナ対策費は200億円となっています。3月以降のコロナ対応補正額は1250億円でしたので累計1450億円となり、ほぼ補正額と同額となります。

令和2年度は当初予算比の1割を超えるコロナ対策費を使ったことになります。

国の交付金と基金が主な財源ですが、こうした急な支出に備えるためにも常日頃から財政運営を厳しくチェックしていく必要があります。震災リスクなども念頭に置いて考えていくべきと強く感じました。

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明日18日は開会日。本会議終了後に常任委員会を開催し、国の3次補正対応分792億円を先議するということですが、急がれるのはコロナ対応部分だけかと・・・。

約200億円のコロナ対策経費のうち193億円は医療体制整備など感染拡大防止とリスクへの備え、6億円は経済支援となります。

この中には感染拡大防止対策のほか、感染者受入医療機関への支援、こども園などの児童福祉施設従事者に一人5万円の慰労金を支給する事業、妊婦さんのウイルス検査費用支援、デジタル化支援などが計上されています。

このほかの593億円は、国の5か年加速化対策に基づくインフラ整備などです。

防災減災対策はまだわからんでもないですが、私が所管する産業委員会に提出されている議案は、農林水産省の 「総合的なTPP等関連政策大綱」に基づく施策が多く、「何でこれが先議案件なの・・・」という感じです。

国庫補助がバーンとついているので県負担がないのはありがたい話ですが、財源は子どもや孫の世代が返済する借金ですので、どさくさ紛れの事業がないかチェックします。

★令和2年度農林水産関係第3次補正予算の概要(農林水産省のサイト)

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