移住・定住も自治体間競争
先週「ふるさと回帰フェア」を紹介しました。
日曜日には石破大臣も訪れたようです。私は行けませんでしたが、東京在住者に代わりに様子を見てきてもらいました。
午前中に行ったということで、全体の傾向とは異なるかもしれませんが、次のとおり報告をもらいました。
「北海道、東海、中四国は人気上々」、「浜松ブースも盛況」、「中高年夫婦が多く、(私が期待していた)30代こども連れはパラパラ」、「人気ブースは担当者の熱意に欠ける(辛口)」、「営業センスはあまりない。一生懸命さは感じた(やや辛口)」、「就職支援は安心感を得られるものではなかった。ワラをもつかむ思いなら乗り気になるかもしれない(辛口)」とのこと。
厳しいコメントをもらいましたが、聞き取りしたブースは静岡県だけではないということですのでご安心を・・・。
ちょうど先週末には「まち・ひと・しごと創生会議」が開催されました。
★まち・ひと・しごと創生本部(首相官邸のサイト)
この中でも興味深い資料が提供されています。
★東京在住者の今後の移住に関する意向調査(PDF)
最初の1ページを見るだけでポイントはつかめますので、ぜひご一読ください。
U・Iターン志向の高さと、それに見合うだけの情報量がないことがうかがえます。
興味を持ったデータがあります。10・20台の女性層でUIターン希望者が46.7%ということですが、逆に地方から東京への流入が多いのもこの年代層です。このあたりの分析が必要ですね。
今後、人口減少対策として、さまざまな切り口で議論が行われると思います。情報量が多すぎますが、効果的な議論ができるように論点を見極めていきます。